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鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)は、栃木県日光市(旧下野国)にある温泉。
かつては箱根や熱海と並んで東京の奥座敷と呼ばれ、現在でも年間200万人以上の観光客で賑わう。
温泉街の外れに鬼怒川温泉ロープウェイがあり、山頂駅近くに温泉神社がある。
至近に日光ワンニャン村、ウェスタン村、東武ワールドスクウェア、日光猿軍団、日光江戸村などのテーマパークが多数立地する。ほかにスキーリゾート、ゴルフ場などがある。
古くは滝温泉という名前で、鬼怒川の西岸にのみ温泉があった。発見は1752年とされる。日光の寺社領であったことから、日光詣帰りの諸大名や僧侶達のみが利用可能な温泉であった。
明治時代になって滝温泉が一般に開放され、明治2年には東岸にも藤原温泉が発見された。その後、上流に水力発電所ができて鬼怒川の水位が下がるとともに、川底から新源泉が次々と発見され、次第に温泉として発展していった。
1927年(昭和2年)に、滝温泉と藤原温泉を合わせて鬼怒川温泉と呼ぶようになり、その名称は今日までいたっている。戦後は特急「きぬ」の運行などもあり、東京から観光客が押し寄せて大型温泉地としての発展を見せた。